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相変わらず、間人がらみ。 [問題提起]

ずっと気になってる二人の間人。
この二人を結ぶミッシングリンクがみえてきたので、吉備嶋皇祖母(きびのしまのすめみおや)という存在にも注目しています。
蘇我の嶋の宮に、もう一人の「嶋のすめみおや」と一緒にいた、皇極天皇の母であるという人。
この人は不思議と、日本書紀のなかで記述が多いわけです。
さりげなくでてくる名前は、けっして偶然書かれたものではないはず。
しかも、この人が二人の間人をつなぐ存在だとするなら、ずばり彼女は穴穂部間人と田目皇子のあいだに生まれたとされる佐富女王なのではないでしょうか。
彼女が嫁いだ相手がチヌ王なら、流れはつながるわけです。
ま、そのへんは、語られていないので、あくまで推測の範囲内であるし、正しいかどうかの決め手もないわけですけどね。
そんなふうに考える理由は、やはり、喪をつかさどった土師娑婆連猪手(はじのさばのむらじいて)でして、そもそも皇族や有力豪族でもないのに、葬送にかかわった存在として二度も書記に姿をあらわしていることが尋常ではない。
そのもう一人の殯の相手は来目皇子で、これは穴穂部間人の息子なのですね。
もちろん、土師というのは葬送を司るグループなので、これが葬送にかかわること自体は、けっして不思議なことでもなんでもないのですが。
ほかに、殯やしのびごとがらみで、名前がでてくる人物たちと、この猪手とは、政治的な重要度がまるでちがっているので、わざわざ猪手の名前が単独ででてくるのは、あまりにもおかしい気がするのですよ。
だとすると、来目の時には穴穂部間人が送り、吉備嶋皇祖母の時には皇極が送った、この猪手という存在は、送り手同士の関係を示唆するための、書記の書き手の「春秋の筆法」なんじゃないかと思うわけでした。
本当は血のつながりがあるのに、書記ではあからさまに書けないことを、なんとかばれないように示唆してるんじゃないかと。
まぁ、間人という名前であまりにもあからさまな気がするのにもかかわらず、二人の間人のあいだに血のつながりがあるように書かれていないということ、それ自体がすでに謎なわけですけど。
猪手の存在によって、わざと書かれていないのだ、と思わせるわけです。

そうなるとますます気になるのが、穴穂部間人の存在。
彼女が一時期、蘇我物部戦争の禍を避けて、丹後半島にうつっていたために、中央に戻るときに、世話になった土地に「間人」の名をあたえたところ、土地のものはそのまま「はしひと」と読むのを避けて「たいざ」と読んだ、という伝承が、丹後半島間人にはあります。
この「たいざ」とは「退座」という意味であり、つまり「座を退く」ということなのだけど、この「座」っていうのはなにで「退」とはなんなのか、というところに、ずっとひっかかっています。
素直に読んだら、「玉座から退いた」という意味ではないのかしら。
つまり、穴穂部間人は一時期、天皇だったんじゃないかしら。いわゆる、中天皇(なかつすめらみこと=天皇の空位を避けるために、次の天皇が決まるまでのあいだ、一時的に皇后またはそれに近しい女性が天皇の座につく)だったとしても、とりあえず、天皇という存在でないと「座」という言葉をわざわざ使ったりはしない気がするんですね。

そうなると、彼女がそもそも禍を避けて住んでいたという丹後半島が気になってくる……ということで、問題定期は続きます。
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小路 千兵衛

こんにちわ・!
PCが 壊れたり 入院したり・・で
ご無沙汰 続き

自分で 自分の 過去を 検索
やっと 自身の 古い コメントに 出会い
辿り 着いた次第

ここが ブログのトップだと したら・・・
今は 充電中? ですか?
それとも・・

なんせ あまりにも ご無沙汰だったので
最近 どう されて 居られるのか 見当が 付きません
ひょっと したら・・引っ越し・・?

URL を 記入しておきます
よかったら 連絡 下さい
by 小路 千兵衛 (2010-11-12 15:09) 

tenko

ご無沙汰してます。
いやもう、この一年、ブログどころではありませんでした。
引っ越しはしてません。
私もPC壊れました(-.-)。
でも、そろそろ復活めざしております。
また、よろしくお願いしますm(__)m
by tenko (2012-02-07 20:55) 

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